くじ師のお店

ragnarok online ver鯖のくじ師 桜娘のお店です♪このたび閉店いたしました!今まで本当にありがとう!!
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 小説【ふぃくしょん】no36-no61

ふぃくしょん36

ガゼル達の中央に生まれ出た球体は次第に綺麗な円を
描き大きくなっていく。直径1メートル程度までになり
白い光を帯びて安定してきた。

その場にいる全員がその球体に意識を集中させる。

不思議なもので誰かの気がそれるとその球体の形状も
歪んで変化していった。

『みんな・・がんばれ!俺たちが道をつくるんだ!』
強靭な肉体をもつとはいえないがそれを精神力でカバーしようと
魔導師のケッァカトルが声を上げる。

『遅れてきた俺たちにできることはこれくらいしかないが・・全力をつくすんだ!』
龍拳が力任せに球体を安定させようとする。

『お願い・・つながって・・・』ルーシアがすがるように祈りをこめる。

そのとき球体の中央が青く光り中から見慣れた腕が出てきた。

『!!!もうすこしだ!がんばれー!』ガゼルは意気をあげる。

おおじがその腕に近づきしっかりと掴むと思いっきり引っ張りあげた。

『うぁ~~いたたたた・・・・』月帝は勢い余って壁にぶつかった。

『月さん!』ニルギリがヒールを放つ・・何度も何度も・・

『も・・もう大丈夫だよぉ・・・』空間移動によるダメージよりも
おおじに放り投げられてぶつかった頭のほうが痛かったのだが・・・

続いて羅残がひょっこり顔を出した
『お・・集まりいいな・・・』

『マスター!!』皆羅残を見る・・
『宝なんだったんだろうなー・・・』どうやら羅残はそれがずっと気がかりらしい・・

そして数秒送れて桜娘と聖徳が球体より出てきた。

みな満面の笑みで二人を迎える・・・がなんだか様子がおかしいことに気がついた

『聖ちゃん!なんで止めたの?ひどいよー』

『桜・・あそこで残ってもチコリーの意思を無駄にするだけだ!』

『だって・・・だってそんなのってないよ・・・』
私はその場に崩れ落ちるように座り落ちた。

皆その空気を察したのか凍り付いている。
先ほどまでの笑顔はもうない・・皆今のやり取りで気がついていた・・

静寂を破りhibriaが言う・・・

『ねぇ・・・チコリーは??』

つづく



ふぃくしょん37

『嘘・・・嘘でしょ・・・』hibriaは事実を受け止めようとはしなかった。

帰ってくるって信じていた・・そのための努力を惜しまなかった・・
聖徳の説明はhibriaの心を破壊し絶望の淵に追いやった。

聖徳も辛かった・・しかしそれしか方法がなかった
『あのときチコリーを呼び戻すだけの時間はもうなかったんだ・・』

誰一人として言葉を発しようとしない・・
悲しみ?後悔?そんなどちらとも取れない感情が皆を支配していた。

しばらくして月帝が優しくhibriaに語り掛ける。

『チコリーは自らを犠牲にして私達をここに戻してくれたんだ・・
なぜチコリーが一緒に来れなかったのか・・それは解らないのだけど
あの世界でチコリーが希望を与えてくれて・・
道を示してくれた・・・彼がいなければ私達もここにはいない・・』

羅残が続く

『ギルドの代表としてチコリーに最大限の感謝の気持ちと
彼の崇高なる魂に敬意を表する・・・ありがとう・・』

hibriaは堰をきったように泣き出した
涙が止まらない・・声にならない声をあげてひたすらに泣いた。

私はそっとhibriaの肩を抱いた。

『hibria・・・私はあきらめないよ・・・』

『え・・っ・・・』

『帰ってこれたんだもん・・・また行く事だってできるはずだよ・・』

『桜さん・・それは余りにも危険だ・・』月帝が制する。

『いやもう決めたんだ・・助けてもらったこと・・
私は絶対忘れない・・チコリーのこと絶対あきらめない・・・
可能性があるならそれに賭けてみる・・そうしたいんだ』

hibriaの顔が明るくなる

『わ・・わたしもいく・・・私も助ける・・・』

『うんうん・・一緒にいこう・・』
わたしはもう一度hibriaを強く抱きしめた。

つづく

ふぃくしょん38

『・・・桜がこうなったらもう曲がらないな・・・』

聖徳が桜娘の肩に手をかける。

『聖ちゃん・・一緒にきてくれるの?』
『ああ・・桜が望むとおりにしてあげるさ。
俺も・・このまま終わらしたくないしな』

『ありがとう!』
思わず聖徳に抱きつく。

聖徳はちょっと照れながら言う
『ほ・・ほら皆いるから・・落ち着いて落ち着いて・・』
桜娘を軽く持ち上げると少しの距離をおいた。

『ふう・・・さて方法を検討しよう・・・
で他の皆はどうなのかな?』

『・・・そんなの聞くまでもないよ聖徳さん』
ガゼルが言う。

皆一様に気持ちは固まっているようだ。
『今度は俺がurdrで暴れてやるかな』
おおじが笑いながら言う。

全員の意思はチコリーの救出を目的とし、
再びあの世界にいくことを決意している。
必ず連れて帰ると深く心に誓って・・

『よし・・作戦を立てようか・・』
月帝が全員を集合させる。

『その前に月さん達は知らないと思うけど・・』

ニルギリは傷のついた魔王の嘆きに映る姿で
皆の危機を知ったことを告げた。
そしてエンペリウムの奪還はできなかったが
urdrのエンペリウムを利用したこと。
また、そのために使用したエンペリウムの水晶という
アイテムの存在。この世界で起こっていた全てを語った。

つづく

ふぃくしょん39

『・・・ふむ・・・じゃあもう一度桜さんの魔王の嘆きを使用することで
あの世界へと移動することができるかもしれないな・・』

『そうだね・・もう一度使用して・・・』ニルギリが魔王の嘆きを取り出した。

『あ・・・あれ??』

ニルギリの手の中にあるそれは傷ついてはいなかった。
まるで何事もなかったかのように綺麗な面をなし輝いている。

『お・・おかしいな・・・ここに大きな傷があったのに・・・』

『見せてみて』

私はそれを受け取るとまじまじと観察してみた。

確かに自分の物のようだ。
上手く説明できないが自分のものであるという
感覚が押し寄せてくる。

『もしかしたら、もう時空を越える力は失ってしまったのかもしれないな・・』
ニルギリは落胆の顔を見せながら言う・・

『どうしよう・・・何か他に方法があるのかな・・・』
私は月帝の顔をみた。

月帝は先ほどのニルギリの話を聞いてふと考えることがあった。

それはあの世界への移動方法ではなく
今起きている全てのことへの疑問だった。

『何故・・・今が起きたのか・・そして誰が・・・チコリーは何を知っていたのか・・・』
月帝はその場をうろうろと歩きながら呟いた。

つづく

ふぃくしょん40

『キルリア・・・何か知っているのか・・』
月帝は先ほどから無言の魔女に問い掛ける。

『・・・・きっとあんたの思っている通りだよ・・・
私はね・・・あんたたちと違ってこの世界の一部なのさ・・
だから世界の理を破ることはできない・・・
逆らえない力には従うしかないのさ・・』
キルリアはくるっと背を向けて呟いた。

『・・・やはりそういうことなのか・・・
じゃあどうすればいい?どうすれば会えるんだ・・』

『・・・ここは世界の底に最も近い場所・・
天を目指すならあの女に聞くがいいさ・・』

『そうか・・・色々ありがとう・・・』

『私もね・・・あんた達のように自由だったら・・
でもね・・世界の一部であることは逃れられない運命なのさ・・
どうすることも出来ない・・どうにもならない・・・
だからね・・可能性を持つあんた達ならきっとどうにかなると
思うのさ・・・さあもうお行き・・・』

『キルリア・・・つらい立場なのにすまない』
月帝は皆に告げる
『これからジュノーに向かう・・・苦しい戦いになると思うが・・
それでもいいという者は力になってほしい』

『ああもちろんだよ』聖徳が言う
『意思は変らないよ』私も続く

全員の意思は同じであった。

つづく

ふぃくしょん41

全員はジュノーに向かった。

カプラ転送を繰り返し全員がその地に到着した。

カプラ倉庫にて装備を整える。
月帝が皆を集め静かに語りだした・・・

『皆よく来てくれた。今回のこの一連の事件について私なりの推測を
説明したいと思う・・』
サーベルを地面に擦りいくつかの文字を書いて説明を始めた。

『まず最初に魔王の嘆きによる時空移動についてだが・・
桜さんの持っていた傷のある魔王の嘆きが原因であったと思われる。
そしてキルリアの話ではこのような状態では魔王の嘆きは形を維持することが
できないものであるらしい・・・しかしそれは存在した・・・何故か?・・・』

月帝は続ける

『アンさんのもっていたエンペリウムの水晶というアイテム・・
いくら調べてもどこにもそのアイテムは存在していない・・そして
その効果もまさに私たちに必要なエンペリウムの力の増加・・・
誰がどうしてそのように都合のいいアイテムを売っていたのか・・・』

『チコリ-はあの世界で何かを知っていた・・そして最後にこの世界に戻って
こなかった・・何故か・・何を知っていたのか・・・』

皆黙って月帝の話に聞き入っている。
さらに話は続く・・

『今回のこの謎・・誰が得をして誰が損をするのか・・
そして一番の核は・・・これを誰が行うことができるのかということ・・』

ニルギリが驚いたように呟く
『ま・・まさかそんなことが・・』

『この世界は全てに決まりが存在している・・・これはできる。これはできない。
今までの謎は全て出来ないこと・・・私たちにはね・・・』

『つまり出来る者の仕業ってことか?そんなアイテム増やしたり・・
世界を移動させたりなんて誰ができるんだよ?』
羅残が首をかしげる・・

『たった一人だけ・・できる者がいるよ・・・
それはこの世界の統治者・・・ゲームマスターならできるはずだ』

月帝の話に皆動揺を隠せない・・

つづく

ふぃくしょん42

『ゲームマスターが私達をどうしてあの世界に??』私は思わず攻め寄った。

『それを確かめるためにここに来たんだ・・
ヴァルキリーに会ってGMの居場所を聞こう思う』

『ヴァルキリーなら知ってるの?』

『それは解らないが・・さっきキルリアが自分はこの世界の一部・・NPCだから
できないとこがあるって言っていたけど・・それは世界の統制者には逆らえない
ってことだと思うんだ・・彼女は協力的だった・・それなのにこれ以上言えないって
ことも今回の謎の答えの一つだと思うんだ・・』

『枝10000本くらい折ればGM出てくるかな・・・』アンリエットが言う・・

『うん・・出てくるかもだけど・・負い目のある状態でGMと会話したくないし・・
できるだけ正攻法で話がしたい・・なにかの間違えかもしれないしね』

『・・・真実がどうかわからないけど・・・ヴァルキリーに会ってGMに会える
ようにお願いしてみるよ・・いこう!』私は皆をせかすように宮殿へと足を向けた。

やがて皆が神殿に到着した。

神殿の中はひっそりとしていて冷たい空気が流れている・・

ヴァルキリーは神殿の中央にいて私たちを見ると優しく微笑んで告げた
『冒険者達よ・・よく来ました・・あなた達のことはキルリアから聞いています』

『ならば・・私たちの思っていることは真実だってことでいいのか?』月帝が問う

『・・・私も世界の一部である以上・・あの御方のおやりになることに逆らうことは
できません・・それは私たちの生存意義にかかわることだからです・・
しかし・・貴方達は世界の一部ではなく個々の世界なのです・・・
個々の世界が集まってこの世界と融合することが世界を回しているということなのです』

『GMに会いたいんだどうしたらいい!?』

『誰もが会いたいと言っても会える存在の方ではありません・・・
私の力程度ではあの方を呼び出すことすらできないのです・・しかし・・
あの時間なら・・・・会えるかもしれない・・』

『あの時間??』

つづく

ふぃくしょん43

『そう全ての時が止まるとき・・世界の機能をメンテナンスするあの時です』
ヴァルキリーが告げる・・

『しかしメンテ中は世界に入ることができない・・』

『いえ・・可能なのです・・世界を調整するために世界の扉を閉じているだけ
でるので・・それを開ける鍵さえあれば入ることができます・・しかし・・・』

『しかしなんだ?』羅残が問う

『あの時間は世界が混沌へと向かう時間です・・
全ての理は制限されません・・つまり・・・もしもあの時間に戦闘不能になれば
そこからの魂の救済は不可能であるというとこです・・存在は消失してしまいます』

『・・・死んだら終わりってことか・・・存在が消える・・・デリートされるってことか・・』

『そうです・・死は永遠の消失・・再び世界に戻ることはできず再びその姿を
もつことはできません・・非常にリスクが高いことです・・』

『・・・・それでも私は行く・・・・私たちには失った者がいる・・それを取り返すため
ならどんな可能性にも賭けて見るんだ!』私は皆の顔をみる。

皆の心は変らない・・
『決意は固いようですね・・・』ヴァルキリーは皆の目に強い意志を感じた。
『それでは扉をあける鍵をお渡しいたしましょう・・
メンテナンスが開始されたらいつものパスワードではなく
このパスワードを入れてください・・xxxxxxxxxxx これで入れるはずです』

『ありがとう・・』ヴァルキリーに感謝の意を告げる・・

『いえ・・今回のことは・・私もおかしいと思っています・・世界が変る何かが
おきそうな予感と・・禍禍しい悪意を感じます・・私にはこれくらいしか
できませんが・・貴方達なら真実を突き止めることができると信じています・・』

『よし・・皆解散だ・・・次はあの時間にプロンテラで会おう・・』月帝がそう告げると
皆それぞれにその場所を離れていった・・次に会う時は・・死闘が待っている・・

つづく

フィクション44

世界のどこでもない場所・・

決して人の立ち入れないこの場所に
エンペリウムでできた巨大な金色の神殿がある。

中に入るとただ静寂が支配し
何者の気配も存在してはいない。

広間の置くの重い扉の中に
大きな円卓がひとつ置かれている。

澄んだ鐘の音がそのときを告げると
どこからともなく一人、また一人と円卓に座る者が現れた。

24人の白衣の者達がすべて揃うと
議長らしき男が会議の始まりを告げた。

『これより審理者会議を行います・・
まずは4柱神よりお言葉がございます』

一人の男が立ち上がった。
その姿は混沌とした世界を統治する王としての
威厳を備えている。

『chaosより皆へ・・我々の世界は今大きく変動している・・
膨張をつずけてきた世界はその質量ゆえ姿を維持できなくなり
崩壊を始めだした・・』

続いて一人の男が立ち上がった

『lokiより皆へ・・これは審理の扉にて暗黒面の者達の排除が
成功したことによるものであり、縮小ではなく本来の姿である
しかしながらその弊害がでてきている・・』

『それは世界の縮小・・小さな世界の集合が生み出している
我等が世界はその力を失いつつある』irisが続く

『このままではいけない・・・このまま世界を放置しておくことは
世界の消滅が起こるであろう・・』fenrir。

重い空気・・彼ら4人の言葉は他の審理者達にとっても
特別なものであるらしい・・

議長であるthorがその金槌を響かせた・・
『それでは各審理者達よ・・報告を・・・』

つづく

ふぃくしょん45

各審理者達の報告が始まる・・

主要な内容は各世界の縮小率
運営についての問題
黒衣の者の排除
新しき者の増加等・・

『odinではこのような取り組みにて黒衣の者を断定し・・・』

『bijouの新人増加率と縮小率のグラフを見てください・・』

『baldurの接続平均時間は以下のとおりで・・』

各審理者の説明が始まる
全世界的問題はあるがそれぞれに独自の論理を唱え
世界を救済するための活動を報告していく

『次はverdandi・・』thorが指名する

椅子から立ち上がるのさえ億劫なようにゆっくりと
verdaidiは立ち上がった・・

『verdandiの報告を始めます・・
新世界における増加率は以下のとおりです・・
また、扉の強化による黒衣の者の現象が顕著に見られ
世界としての・・・・』

『くすくす・・』どこからか失笑が漏れる

thorは金槌を軽く叩くとverdaidiに問う

『verdndi・・君の世界は唯一の新世界として始まり
今も世界の初めの場所に置かれている・・
我々は期待していたんだが・・・結果として生み出したものは
暗黒面の増長・・・期待以下の拡大・・
これはいったいなぜなのか説明してもらいたいな』

『そ・・それは・・新世界ということもあり期待度が高い反面
黒衣の者達のターゲットにと・・』

『言い訳は聞きたくないな・・それはわかっていたことだろう・・
君の怠慢が原因であればしかるべき処置をとらざるをえない』
chaosが厳しく詰め寄る

verdaidiは全身から冷たい汗がでるのを感じていた。


ふぃくしょん46

『verdandiへの処置は次週までの猶予を与えよう・・
それまでに世界の増大と黒衣の者の排除がなされてなければ
審理者としての能力がないとして処罰を行う』
lokiは厳しい目でverdandiを見つめて言う。

verdandiは肩を落とし怒りに震えながら着席した。

会議はまもなく閉会しverdandiは急ぎ自らの世界に戻った。

『verdanidi様お帰りなさいませ・・』ヴァルキリーが出迎える。
足元にあった壷を蹴飛ばし怒鳴りながら彼女の主人が帰ってきた。

『ふ・・ふざけるな審理者達め!新世界の王たる私によくも
そのようなことが言えたものだ!悪いのはこの世界の住民達であり
私ではない!決して私ではないのだ!』

verdandiは激昂しながら王座へとついた。

『しかしまずい・・このままでは審理者としての資格を剥奪されるか
世界自体の消滅までされるかもしれない・・
やっとここまで上り詰めたというのに・・・なにか方法はないか・・・』

verdaidiは頭を抱えて悩みこんだ・・

『世界の膨張・・黒衣の者の排除・・・相反する二つを同時に行うには・・
どうすればいい・・あいつらは気ままなものだ・・好きな世界を行き来して
やがてどこかに落ち着く・・・私の世界の優位な部分は世界の最初にある
ということ・・そして新世界であるということ・・何か生かせないものか・・』

verdandiは部屋をうろうろと歩きまわり策を練る・・
やがてひとつの考えが浮かんだ・・

『そ・・そうか・・・この方法なら1週間で問題が解決できるはず・・・
あとはいかに他の審理者達に気がつかれないで行えるか・・
いや・・やるしかあるまい・・例えそれが審理者としての道から
外れようと私には手がないのだ・・』

verdandiは屋敷の奥へと消えていった・・

つづく

ふぃくしょん47

月帝は時計を確認した。
今は世界が止まっている時間・・静寂の時・・
いつもなら世界の修復をゆっくりと待っていればよかった。
しかし今日は世界が再び鳴動を始めるまでの数時間に
全てを解決しなければならない・・

ヴァルキリーより伝えられたpassを打ち込み
世界の扉を開けた・・

そこは誰もいない静寂の世界である・・

やがて同じように仲間達が集まってくる。
桜娘は弓を数本携えて準備万端のようだ。
カトルも魔力を最大限まで溜め込みやってきた。

その中に見慣れない者の姿があった
『あなたは?』月帝が声をかける

『始めまして鞍馬と申します。羅残殿よりお話は伺いました
友のために命をかけるその姿に心打たれ微力ながら
馳せ参じた次第であります』

『月帝。そういうわけで手伝ってくれることになった。
今日から入ってもらう鞍馬さんだ』

『おお・・それは心強い!ありがとう鞍馬さん』

『いえいえ・・弓手道とは死ぬことと見つけたりでございます』

『いあ・・死んだら消滅しちゃうから><気をつけて・・』

『そう・・誰一人として欠けることなくチコリーを奪還すること・・
それが目的だからね』聖徳が告げる。

いつにもまして精錬防具を携えたアンリエット。
自慢の大剣を磨きこんできたおおじ。
全員がその場にあつまると月帝が指揮をとる。

つづく

ふぃくしょん48

『全員集まってくれたね!』月帝は皆の協力に感謝した。

私は全員の顔を見てふとした疑問を持った。
『ねぇwhirlwingちゃんはどうして来ないの?』

『それが全く連絡がとれないんだ・・』
『おかしいな・・こんなに間が開くのは珍しい・・』
『何か今回のことに影響されているのか・・あるいは・・』

『まあいないなら仕方ないだろ』羅残がカート山盛りのマステラの実を
ひとつ取り出して桜娘に投げた。

『真の友とは本当に困った時にはどこからともなく現れるものです』
鞍馬が桜娘に声をかける。

『うんwそうだね!きっとウルちゃんきてくれるよねw』

『よし・・今回の作戦を伝えよう・・』月帝は皆を集めて語りだした。

『目的は唯一つ・・失った友の救出・・チコリーを連れて帰ること。
そのためには審理者verdandiに今回の事件の説明をしてもらい
方法を得る・・しかしながら今までの経過からverdandiが
味方であるか敵であるかは定かではない・・十分注意してくれ』

月帝は続ける

『まずヴァルキリーに会いverdandiの居場所を聞こう。
その後あの世界への道を開けてチコリーの救出を目指す。
突然の戦闘があるかもしれないので武装をしっかりすること。
また・・・この時間の死はいつもの戦闘不能とは違い
自身の消失を生む・・無茶なお願いだが決して死なないでほしい・・
全員で帰ろう・・全員で・・・』

『月帝・・当たり前だ!俺のGのメンバーは一人として欠けることは許さん』

『らざん・・』羅残が頼もしくみえたのはこれが始めてだと桜娘は思ったが
そう言うと怒られそうなので口を閉じた。

『よしいくぞ!』羅残の号令のもと一同はヴァルキリーの元へと向かった。

つづく

ふぃくしょん49

チコリーはその瞬間いつもと違う死を感じていた。

痛みや苦痛ではない恍惚感・・
肉体からの解脱・・魂の消失・・どちらとも取れるような
そんな不思議な感覚が彼を支配した。

『あ・・・やばい・・・・』

チコリーの脳裏には走馬灯のように今までの記憶が甦る。

『みんなごめん・・俺・・もうだめみたいだ・・・』
そう呟いて深い闇へと落ちる。

数秒・・数分後・・次にチコリーが目を開けたとき
彼の目の前に白衣を着た男が立っていた。

『チコリー君・・だね・』
男は優しく語り掛けてきた。

『こ・・ここは?』

『ここは虚の世界・・魂の集まる場所・・全ての終わりの場所・・』
男はそう説明するがチコリーには理解できなかった。

男はチコリーに告げる
『君は実世界から君の友と狭間の世界へときてしまったのだよ・・
狭間の世界では肉体のみが存在し、そこでの死は救済することが
できないのだ・・理の外・・世界ではない場所・・』

『僕は・・もう帰れないのですか・・・』

『残念だがそういうことだ・・私の力を持っても不可能なのだ・・
しかし・・・・・』

『しかし・・・?』

『1dayだけ命を戻すことができる・・それも狭間の世界だけだが・・
君が望むのであればそれを使って彼の地に戻り友を助けることが
許されるであろう』

『み・・みんなは・・生きてますか!?』

『今は大丈夫・・・しかしあの世界の理を知らずして生き延びることは
できないと私は思うがね・・・』

『そ・・それならいきます!僕が助けにいきます!』

『決意したようだね・・しかし一つルールがある・・
君は今ここで起きた話をしてはいけない・・この時間は本来ありえない
ことなのだから・・また君は1日だけ、狭間の世界だけでの行動に
限定される・・戻ることはできない・・』

『そ・・それでもいいです・・皆を助けられるなら・・』

『ならば叶えよう・・・』

チコリーの体を黄金の光が包んだ・・
幻覚をみてるような感覚・・
そしてチコリーは帰ってきた。

つづく

ふぃくしょん50!!

桜娘達は神殿へと到着した。

神殿入口にはヴァルキリーが出迎えてくれていた。

『ようこそいらっしゃいました。審理者様がお待ちです。
こちらへどうぞ・・』
ヴァルキリーはよそよそしく皆を広間へと案内した。

広間の奥、一段高いその場所の豪華な椅子に
verdandiは座っていた。

『よくきてくれたね・・crescendo requiemの皆さん・・』
verdandiは笑顔で出迎えてくれた。

『チコリーを・・チコリーと助けてください!』詰め寄ろうとする私を
月帝が制する。

『審理者verdaidi・・私達はこの世界ではない場所へといきました。
そして存在しないアイテム・・失った友・・このようなことが
なぜ起きたのですか?』

『君はどうおもってるのかね月帝くん・・』verdandiが問う

『・・・これらのことが出来るのはこの世界ではあなただけです・・
私はあなたが何かの理由にて行ったと思っています・・』

『ふむ・・・なかなかいい推理だ・・・』
verdandiは立ち上がり皆を一瞥した。

『じゃあ私が何のためにそんなことをするというのだね・・
一体それで私にどんな得がある?答えてもらおうか・・』
verdaidiは鋭い視線で月帝を睨んだ。

『それは・・・』
月帝はしばしの沈黙のあと語った・・

『世界の調整のためです・・』
verdandiの顔色が変わる・・

つづく

ふぃくしょん51

『月帝よ・・それは私を侮蔑することになると知って言っているのか』
verdandiが詰め寄ってくる

『失礼は承知です・・しかし我々にも真実を知る権利があり
取り返さなくてはいけない者がいます・・』
月帝も負けてはいない強くその目をverdandiに向ける。

『で何を望む・・』

『チコリーの救出・・そして事実の公表・・
叶えられないのであれば重力神に申し開くまでです・・』

『貴様っ・・・重力神にだと・・・!!』
verdandiは声を荒げる。

『私はどれほどまでにこの世界を調整し管理しているか・・
その苦労もしらずよく言えたものだ!貴様達は我計画の第一歩!
我が世界は我の物であるぞ!』

月帝は数歩下がる

『そこまで気がついているなら偉大なる我が計画を教えてやろう・・
私が望むのは完全なる統一!lokiやchaosといった長老どもを
排除した唯一神の世界!そしてその頂点に君臨するのは私である!』

『そ・・そんなことが・・・』

『ふん・・その魔王の嘆きに細工をしたのは私だ・・
強烈な転送力にて貴様らの意図しない世界へと送り込むことができる
これを利用して強制的に黒衣の者を排除する。
そして逆もまた可なのだ・・他世界からの人材を吸収し
この世界を肥大させることができる・・
貴様達はその栄えある計画の実験体に選ばれたのだ!』

verdandiはつづける
『今回はあくまで実験だった・・転送さえうまくいけば元に戻して
やるつもりだったのだ・・計画が本格化するまでに情報を漏洩させたく
なかったしな・・しかしイレギュラーがおきた・・送り込んだ先が
urdrとverdandiとの狭間の世界だったということ・・
そしてそこでの魂の救済ができないということ・・』

『じゃあチコリーは・・』

『ふん・・お前達を世界に帰すのに利用させてもらった。
一日だけの短い命を与えてな』

つづく

ふぃくしょん52

『おおおぉぉぉぉっっ!!!!!』
おおじが怒りを抑えきれずverdaidiに飛び掛る。

hibriaも呼応しDSを渾身の力を込めて撃った。

verdaindiの額に2本の矢が刺さり
おおじの剣は心臓を一撃した。

しかし手ごたえのなさをおおじは感じた。

verdandiが陽炎のようにゆれて見える

『幻影か・・』ガゼルがおおじの元に走りよった瞬間
巨大な力をおおじが襲い、彼は弾き飛ばされた。

『ふっ貴様らごときに真の姿など見せる価値もない・・』

『verdandi!世界はお前のものじゃない!皆のものだ!
皆が作り上げていくことが唯一の世界の調和に繋がるんだ!』
月帝が叫ぶ

『そんな甘い考えではやってられんな!
我がこの世界を変える・・本当の新世界を作ってみせる!
黒衣はurdrに排除し選ばれたものだけが入ることの許される
完全なる白き王国を作り上げるのだ!それの何が悪い!』

『そのために犠牲になるものがあってもいいっていうの!』
私はverdandiを強く睨む。

『そんな小さなことで計画をやめるつもりなど毛頭ないわ!
最初の実験体である貴様らは失敗に終わったが
第2、第3の者たちを送り込み来週までに計画を発動せねば
我の立場が危うくなるのだ!』
ヒステリックな声・・混乱した態度・・・

『そして貴様達は知りすぎた・・・
この計画を知った以上生かして返すわけにはいかん!
虚空の世界へ消えるがよい!』

桜娘達の足元に巨大なワープポイントが出現した・・
全員が吸い込まれるようにその穴に落ちていった・・

つづく

ふぃくしょん53

WPから出た先は一画面分ほどある小部屋だった。
そばには聖徳と鞍馬がいる。

『皆は・・どこにいったの?』私は狼狽して聖徳の顔を見た。

『・・・どうやら各自別々に飛ばされたみたいだね・・・』

『皆無事でしょうか・・どうにかここを抜けて
終結しverdandiの野望を止めなければ・・世界は破滅へと・・』
鞍馬は部屋の奥の扉を見つめ言う。

そのとき部屋の壁が轟音と共に崩れ落ちた。
思わずその方向へと身構える

爬虫類独特の気配・・獲物が巣穴に入ってきたことで
歓喜しているのだろうか・・それは初めて見る生き物だった・・

『八首の黒蛇王・・・』聖徳が声を漏らす・・

それは通常の4倍・・いや5倍はあるだろうか
8つの頭がひとつの胴体についており
それぞれが意思をもっているように自由にうごめいている。

『こ・・・これはいったい・・・』鞍馬は絶句する。

『・・・おそらくはverdandiの仕業・・・強引に合成し生み出したキメラ・・』

よく見るとそれは不恰好ではある・・
継ぎ目がここからもはっきり見え
ときおり苦しそうな表情を伺うこともできる

『ひ・・ひどい・・・こんなこと・・・許されるわけないよ!』
私は怒りと悲しみが混じる感情を覚えた。

八首の黒蛇王は久々の獲物を味わうことだけに
目的を一致させたようだ・・今おかれている現状など
知る由もなかろう・・ただ食事をしたいと願った・・

そして恐るべき速さで桜娘の眼前に移動し
その牙をむき出した。

つづく

ふぃくしょん54

いつもとは違うスピードに不意をつかれた私は
動くことができなかった。

『殺られる・・』
強烈な寒気が背中を走る。

聖徳が駆け寄ろうとするが間に合う距離ではない。

その毒牙が桜娘に達した瞬間
疾風が舞った。

『気をつけて!いつもの奴とは違うみたいです』
鞍馬が桜娘を抱きかかえながら言う

『あ・・ありがとう鞍馬ちゃん』

桜娘を攻、聖徳を守と表すとしたら
鞍馬はまさに速と言うことができるだろう。

暗殺者のようなそのスピード。
鞍馬は弓手としては最速であるといえる。

『奴を倒さない限りここを抜け出すことはできないだろう』
聖徳が支援魔法を全開にかけてくれる。

『かわいそうだけど・・倒そう・・それしかない』
私は動物弓と念矢を装備した。

鞍馬が飛び出す。

8つの首は鞍馬を目掛け襲い掛かっていくが紙一重で
それを避け攪乱させていく

聖徳はLAを唱え自らも壁となり耐える。

『ダブルストレイフィング!』
私は連発で一つの首を目掛け矢を放った。

数十発打ち込むとその1首は本体から
切り取られ地面に伏せ落ちた。

『やった!1首倒したよ!』
喜びの声をあげたそのとき
切り取られた胴体部分が盛り上がり
泡のような肉塊が競りあがってくる。

『そ・・そんな・・・ 』

失ったはずの1首は何も無かったかのように再生された。

つづく

ふぃくしょん55

『・・・首じゃだめだ!きっとどこかに核があるはず
そこを狙わないと倒せない!』聖徳が猛攻に耐えながら叫ぶ。

『で・・・でもそんなの見えないよー』私は他の部位に
矢を打ち込みながら探すが発見できない。

鞍馬は攻撃を避けながら観察する。
継ぎ目と継ぎ目の間・・本体の奥に青く光る光がある。
胴体の中央付近・・・矢では到達できない体の奥に
それを確認した。

『桜さん!胴体の中央に核があるようです。
しかし矢ではその肉体に遮られそれに到達はできないでしょう・・』

『ど・・どうすれば・・・いいの・・・』

矢を何発を打ち込んでもそれは体表に刺さるだけである。
体を貫通させるほどの攻撃はハンターは持っていない・・・

鞍馬が桜娘の隣にくる。

『わたしが何とかします・・・桜さん奴の意識を私に向けないように
攪乱させてください・・・少し時間がかかりますので・・』

『うん!お願い!』私は矢を放ちながら声をあげる。

鞍馬は持っていた弓を地面に刺し安定させた。
両足を弦にあわせ思いっきり体を伸ばした。
両手は弓の中央を持ち、そう自らが矢のような姿になった。

『鞍馬流奥義!自分ストレイフィング!!!』

桜娘・聖徳 『Σ!!』

鞍馬は自らを矢とし弓から解き放たれた・・
回転を加え猛スピードで目標に到達すると
核を目掛け一直線に進入する!

『ごごごごごごぁぁぁっぁぁっぁっぁ』
八首の黒蛇王は断末魔の悲鳴を上げ倒れこんだ・・

恐ろしいほどの攻撃力!しかしネーミングのセンスは
鞍馬にはなかった!!

つづく

ふぃくしょん56

『鞍馬ちゃん!』駆け寄った私にニヤリと笑う。

『やりました!実はこの技は禁術なのです・・
なぜなら・・・もうしばらく動けそうもありませんので・・・』

全身を激しく酷使するためか相当な疲労感を漂わせている
聖徳がヒールを連発でかける。

『ありがとうございます。体力は回復しましたが
体の内部が動きそうもないです・・時間がありません先に進んでください』

『え・・そんな鞍馬ちゃんおいて・・・』

『私は大丈夫です。少し休んだら必ず後を追います。
さあ・・・時間がないです急いでください』

『桜・・そうしよう・・鞍馬さんこれを』
聖徳は白ポーションを鞍馬に渡した。

『絶対だよ・・絶対きてね・・・』

『もちろんです!そのためにここに来たのですから』
鞍馬が微妙なポーズを決めた。

『さあ急ごう・・・時間がない』
聖徳は閉ざされた扉を開ける。
私は鞍馬が見えなくなるまで手を振った。

『ふぅ・・・』

鞍馬は壁にもたれ激戦の後を振り返る。
体はまだ動きそうもない。ポケットから先ほどの白ポーションを
取り出した。

体を走る悪寒・・本能が危険をしらせる。

ふと顔をあげる・・・そこには白衣の姿が目の前にあった。

『verdan・・・・』
思わず弓を手に取ろうとした・・

その刹那、鞍馬の心臓にサーベルが打ち込まれた。

つづく

ふぃくしょん57

『ここは・・迷宮の森か・・・?』

ガゼルが周りを見ながら呟いた。

ここに飛ばされたのはガゼル・ニルギリ・hibria・アンリエット・ルーシアの5名。

あたりはいつもより薄暗くぼんやり霧がかかっている。

『迷宮を抜けろってことかな?急ごう!』
ニルギリが速度増加を全員にかける。

WPを移動し出口を探す。
しばらくいくと異様な光景が目に飛び込んだ。

『・・・・ひどい・・・・』hibriaが声を漏らす。

そこには体に鉄の杭を何本も打ち込まれ
大木に吊り下げられたバフォメットJrの姿があった・・

『誰がこんなことを・・・まだ息はあるようだ・・・
モンスターといえどもひどすぎる助けよう』ガゼルがその大木に
近づこうとしたとき怒りに震えた悲鳴が聞こえた。

そこには怒りに狂ったバフォメットの姿があった。

バフォメットは有無をいわず襲い掛かってくる。

『ち・ちがうんだよ!』アンリエットがバフォメットに語りかけるも
それは意味をなさなかった。

鎌が高速でアンリエットに襲い掛かってくる。
とっさにガゼルが間にはいって受け止めた。

つづく

ふぃくしょん58

『聞いてくれ!俺たちは助けたいんだ!』
ガゼルが絶叫するがバフォメットは怒りに震え
自我をなくしているようだ・・

そして背後から襲い掛かる殺意。

もう一体のバフォメットが最後方にいたルーシアに
巨大な鎌を振り下ろす。

一瞬の出来事・・・

そしてそこには私たちが知るルーシアはもういなかった。

『るーしあぁぁぁーーーーーー!!!!』

一瞬の出来事に皆息すらできなかった・・
ルーシアも突然の死を理解できただろうか・・

そのバフォメットは体も大きくおそらくは雄なのであろう。
ターゲットをhibriaに向け再び襲い掛かってくる。

状況は混沌を極めている・・
準備も・・作戦も・・・そんな時間はなかった・・
怒りに身を任せ襲い掛かってくるバフォメット2体に
なすすべなく削られていく・・

アンリエットが魔法を唱える・・
ニルギリが魔法を唱える・・

詠唱は風にかき消された。

『だめだ!この部屋だけ強力な魔法結界が張られてる!』
ニルギリが叫ぶ。

やがて訪れた次の死・・

ガゼルは目の前のバフォメットの鎌をつばぜり合いながら
後ろを確認した。

『アンリさん・・・』

バフォメットの口には動かないアンリエットの姿があった・・

つづく

ふぃくしょん59

『ちくしょーーーうぅ!!!』ガゼルはボウリングバッシュを
放ちバフォメットとの距離をあける。

ニルギリ・hibriaと固まって防衛網をつくる。
部屋の隅には無残な姿になった二人の仲間がみえる・・

hibriaは泣いていた。悲しみと恐怖が彼女を支配する。

バフォメット達は息を荒げこちらに殺意を向けている。

『hibriaしっかりしろ!』ガゼルが頬を打つ

『だって・・・だって・・・みんなが・・・みんながぁ・・』
抑えられない感情・・迫りくる死への恐怖・・

ニルギリは今の自分の無力さを呪っていた・・
魔法結界を突破しない限り戦えない。
一体どこにその鍵があるのだろうか・・

周りはいつもと同じ迷宮の一室・・
違うことといえば・・・

『Jrか・・』
ニルギリはバフォメットJrに差し込まれている杭を
よく見た。そのには魔法文字が刻印されている。

『ガゼルさん・・このままじゃ回復もできない・・
Jrに刺さっている杭が魔法結界の鍵のようだ・・
戦っても勝てない・・・Jrを救出して結界を解こう!』

バフォメットが再び襲い掛かってくる。

3人は分散し注意をそむける。
ニルギリは一体のバフォメットに・・
ガゼルはもう一体のバフォメットに・・

その隙をねらってhibriaがJrのいる大木に駆け寄った。

つづく

ふぃくしょん60

hibriaは大木を駆け上りバフォメットJrの元に辿り着いた。

相当弱っているみたいだ。
吊り下げられているロープを切り
Jrを地面に落とす。

傷つかないようにその落下よりも早く回り込み
自らをクッション代わりにして受け止めた。

杭は体を貫通しその傷口から緑色の体液が溢れている。
hibriaは1本目の杭を力いっぱい抜いた。

『KYUIIIIII!!』Jrが痛みに悲鳴を上げる。

親バフォメット達はさらなる怒りを覚えた。
ガゼルたちを無視してhibriaに襲いかかろうとする。

『ごめんね・・あなたは悪くないのに・・・』
hibriaが2本目の杭を抜いた。

ガゼルとニルギリは必死にhibriaの元へ行かせないように
間にはいり防御する。

そして最後の杭を抜き、Jrを抱きかかえると
hibriaはバフォメット達の元へ歩いていった。

ニルギリがヒールを唱える。
結界は崩壊したようだ。

バフォメット達の攻撃が止まった・・・

hibriaと向かいあいその手からJrを受け取る
『KYUIIIIII・・・・』
Jrが弱弱しく鳴く。

バフォメット達は持っていた鎌をその場に置き
殺意がないことを示した。

そして一瞥し森の奥に消えていった。

つづく

ふぃくしょん61

月帝、羅残、ケッァカトル、おおじ、龍拳は廃墟と化した城の中にいた。

『GHか・・?』月帝があたりを見回す。

城の内部はひんやりとした空気が流れ
冒険者たちを歓迎してはいないようだった・・

『月帝どこいけばいいんだ?』羅残が問う

『うん・・・とりあえず城をぬけよう・・・』
全員が周囲に気を配りながら出口へと向かった。

突然天空から彼らめがけ降り注ぐ隕石郡・・・

ケッァカトルはとっさにメテオストームを唱えた。

『遥か彼方・・忘却の星・・我が理をもって願いを叶えよ・・・
灼熱の小宇宙・・燃やせ俺のバーニングファイアー!メテオストーーーム!!』
後半はオリジナルだ。

隕石に隕石をぶつけ相殺する。

『みんな集まって!』月帝が声をあげた。

闇の奥から禍々しい気配・・

『ダークロードか・・』おおじは息を呑んだ。

『ふふふ・・・verdandiに送り込まれたか・・』
ダークロードは品定めするかのように全員を見た。

『ダ・・ダークロード・・俺たちは争う気はない!
ここを通してくれ!』

つづく



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